OGP画像とは?SEOに効果的な設定方法と最新の推奨サイズ【2025年版】

SNSで自分のサイトやブログの記事がシェアされたとき、タイトル・説明文・画像が意図しない形で表示されることはありませんか?
これは、OGP(Open Graph Protocol)の設定が適切でないことが原因かもしれません。
OGPを正しく設定することで、SNS上での視認性が向上し、クリック率アップやサイト流入増加につながるため、SEO的にもメリットがあります。
本記事では、
- OGPの基本と重要性
- SEOとの関係
- 2025年最新の推奨OGP画像サイズ
- OGP設定方法(HTML・WordPress)
- よくあるトラブルと解決策
これらを詳しく解説していきます。SNSシェア時に見栄えを良くしたい方は、ぜひ参考にしてください。
OGPとは?
OGP(Open Graph Protocol)は、SNSでURLをシェアした際に、適切なタイトル・説明文・画像を表示するための仕組みです。
特に、FacebookやX(旧Twitter)、LINEなどのプラットフォームでは、OGP設定が適切でないと、SNSがページ内の画像やテキストを自動で選択するため、
- 意図しない画像が表示される
- タイトルや説明が途中で切れてしまう
- クリック率が低下する
といった問題が発生する可能性があります。
OGP画像を設定するメリット
OGP画像を正しく設定することで、下記のようなメリットがあります。
- 魅力的なサムネイル画像が表示される
- タイトルと説明文が正しく反映される
- クリック率が上がる
- ブランドイメージ統一につながる
- 間接的なSEO効果が期待できる
SNSからの流入が増えれば、SEOにも良い影響を与えるため、OGPの設定は重要です。
OGPのSEOへの影響|検索順位に関係あるの?
OGP設定は、直接的なSEO(検索順位のアルゴリズム)には影響しません。
しかし、間接的にSEOの効果を高めるポイントがいくつかあります。
OGPがSEOに間接的に影響する理由
- SNSでのクリック率向上
→ 魅力的なOGP画像・タイトルが表示されると、クリック率(CTR)が向上 - SNS経由のアクセス増加
→ 訪問者数が増えることで、サイトの評価が向上 - シェア・被リンク獲得の可能性
→ OGPが適切だと、SNSで拡散されやすくなり、結果的に被リンク増加につながる
SEOを強化するためにも、OGPを正しく設定し、SNSからの流入を最大化しましょう。
2025年最新 OGP画像の推奨サイズ
OGP画像のサイズは、SNSごとに推奨サイズが異なるため、適切な画像を用意しましょう。
SNS | 推奨画像サイズ(px) | アスペクト比 |
---|---|---|
1200×630 | 1.91:1 | |
X(旧Twitter) | 1200×630 | 1.91:1 |
LINE | 1200×1200 | 1:1(正方形) |
OGP画像を最適化するおすすめのポイント
- サイズは「1200×630(1.91:1)」で作成(最低でも 600 × 315px 以上の画像を使用すると、劣化を防げます。)
- 重要なテキストやロゴは正方形に収まるよう中央に配置(SNSによってトリミングされる場合あり)
- ファイルサイズを圧縮し、読み込み速度を最適化(500KB以下推奨)、PNGまたはJPEG形式がベスト。
SNSやシェア方法によって表示されるサイズが異なりますが、全てのサイズを用意するのは面倒ですよね。
そのため、サイズは「1200×630(1.91:1)」で作成し、トリミングされても大丈夫なように、重要なテキストやロゴは、正方形に収まる範囲内に中央配置がおすすめです。
適切なOGP画像を設定することで、SNSでの視認性が向上し、クリック率の向上が期待できます。
OGPの設定方法(HTML・CMS・SNSごとのカスタマイズ)
OGPを設定するには、HTMLでの記述・CMSの活用・SNSごとのカスタマイズの3つの方法があります。
それぞれの方法を詳しく解説していきます。
1. HTMLでOGPを設定する方法(基本)
HTMLサイトの場合、OGPの設定は<head>
タグ内に記述します。
基本的なOGPタグは以下のようになります。
<head>
<meta property="og:title" content="ページのタイトル" />
<meta property="og:description" content="ページの説明文" />
<meta property="og:image" content="https://example.com/ogp.jpg" />
<meta property="og:url" content="https://example.com/" />
<meta property="og:site_name" content="サイト名" />
<meta property="og:type" content="website" />
</head>
✅ 設定例(HTML)
<meta property="og:title" content="OGP画像とは?SEOに効果的な設定方法と最新の推奨サイズ【2025年版】">
<meta property="og:description" content="OGP画像の基本から、SEOに役立つ設定方法、最新の推奨サイズまで解説。適切な設定でクリック率を向上させましょう!">
<meta property="og:image" content="https://example.com/ogp-image.jpg">
<meta property="og:url" content="https://example.com/article">
<meta property="og:type" content="article">
OGPタグの詳細
タグ | 説明 |
---|---|
og:title | シェア時に表示されるページのタイトル(30~60文字推奨) |
og:description | 記事の概要や説明文(90〜120文字以内が推奨) |
og:image | OGP画像のURL(推奨サイズは後述) |
og:url | 記事のURL(正規化されたURLを指定) |
og:site_name | サイト名 |
og:type | ページの種類(website や article など) |
OGPタグの注意点
og:image
のURLは絶対パスで記述するhttps://example.com/ogp.jpg
のように記述し、相対パス(/ogp.jpg
など)は避ける
- 画像サイズはSNSの推奨サイズに合わせる
- SNSごとに異なるため、適切なサイズを用意する(推奨サイズは後述)
og:description
は簡潔に- SNSによっては長すぎると途中で省略される
2. WordPressでOGPを設定する方法(プラグイン利用)
WordPressを使用している場合、OGP設定はプラグインを使うと簡単です。
おすすめのプラグインは以下の2つです。
おすすめのOGP対応プラグイン
プラグイン名 | 特徴 |
---|---|
Yoast SEO | ページごとのOGP設定が簡単・初心者向け |
All in One SEO | SNSごとにOGPを細かく設定可能 |
SEO Simple Pack | OGP設定が簡単・初心者向け |
Yoast SEOでOGPを設定する手順
- Yoast SEOプラグインをインストールし、有効化する
- 「ソーシャル」タブに移動(Yoast SEO > ソーシャル)
- FacebookのOGP設定
- 「Facebookのメタデータを有効化」にチェック
og:image
を設定する
- TwitterのOGP設定
- 「Twitterカードの追加」にチェック
twitter:image
を設定する
- 設定を保存して完了
All in One SEOでOGPを設定する手順
- All in One SEOをインストールし、有効化する
- 「ソーシャルメディア」タブに移動
- FacebookのOGP設定
og:title
、og:description
、og:image
を入力
- TwitterのOGP設定
twitter:card
(大きな画像か小さい画像か)を選択
- 設定を保存して完了
初心者でもプラグインを使えば、HTML編集なしでOGPを簡単に設定できます。
3. SNSごとのOGPカスタマイズ(Facebook・X・LINE)
各SNSごとに、OGPをより最適化するための追加タグがあります。
Facebook用OGPタグ
Facebookは基本的なOGPタグに加え、fb:app_id
追加できます。
<meta property="fb:app_id" content="1234567890" />
fb:app_id
はFacebookアプリと連携するためのID(省略可能)
X(旧Twitter)用OGPタグ
X(旧Twitter)では、twitter:card
を設定することで、画像の表示サイズを選択できます。
<meta name="twitter:card" content="summary_large_image" />
<meta name="twitter:site" content="@your_twitter_handle" />
twitter:cardの種類 | 表示形式 |
---|---|
summary | 小さい画像+テキスト |
summary_large_image | 大きな画像 |
Xで画像を大きく表示したい場合は、summary_large_image
を指定するとよいでしょう。
LINE用OGPタグ
LINEは正方形画像(1200×1200px)が推奨されています。
LINEは特別なOGPタグは不要ですが、og:image
を正方形にしておくと、表示が最適化されます。
OGP画像をチェックできる無料ツール
OGPを設定したら、SNSで正しく表示されるか確認することが重要です。
以下のツールを活用すると便利です。
ツール名 | 機能 | URL |
---|---|---|
Facebookシェアデバッガー | FacebookのOGPプレビュー | 公式サイト |
Twitter Card Validator | X(Twitter)でのプレビュー | 公式サイト |
ラッコツールズ OGP確認 | 主要SNSでのOGP表示確認 | 公式サイト |
OGPチェッカー | OGPタグの有無と表示の確認 | 公式サイト |
よくある質問(FAQ)
まとめ|OGP設定を最適化して流入を増やそう!
OGP画像の設定は、SNSでのクリック率UP・流入増加につながる重要な施策です。
特に、2025年最新の推奨サイズに合わせて設定することで、より効果的なシェアが可能になります。
✅ SNSごとに最適なOGP画像サイズを設定する
✅ OGPタグを適切に記述し、デバッグツールで確認する
✅ WordPressならプラグインを活用して簡単に設定する
今すぐOGPを設定・改善し、SNSでの流入を最大化していきましょう!