“指名検索”が増えれば勝ち!ブランドワードを育てるSEO戦略

SEOといえば、まず思い浮かぶのが「キーワードで上位を取ること」かもしれません。でも実は、検索順位よりも“名前で検索されること”のほうが、はるかに強力な武器になります。
それが、「指名検索」。
この記事では、「指名検索」を増やすためのブランドSEO戦略を、シンプル&実践的にご紹介。小規模ビジネスから大手企業まで、“選ばれる存在”になるための視点とノウハウをお届けします。
指名検索って?なぜ重要?
指名検索とは、ユーザーが検索エンジンで「○○株式会社」「△△ スキンケア」など、ブランド名や商品名を直接検索することです。
これって、ただの検索じゃなくて、“あなたに興味を持ってくれた証拠”。信頼・期待・共感…いろんなプラスの感情の集大成なんです。
指名検索が強いと、何が起こる?
- 競合と比較されにくくなる
- 広告に頼らずに安定した流入が生まれる
- CV(成約率)が圧倒的に高くなる
- AI検索やサジェストでも有利になる
検索される=「認識されているブランド」
これはSEOの“ゴールのひとつ”ともいえる存在です。
ブランドSEOと一般的なSEOの違い
比較項目 | 一般的なSEO | ブランドSEO |
---|---|---|
狙うキーワード | 一般検索語句(例:ダイエット 食事) | ブランド名・サービス名 |
目的 | トラフィック獲得 | 信頼・指名獲得 |
ユーザーの温度感 | 情報収集モード | 検討・購入意欲が高い |
成果指標 | 流入数・順位 | 指名検索数・CV率 |
いくら流入があっても、「誰からも覚えられてない」状態では意味がありません。
逆に、名前で検索されるようになれば、長期的に選ばれるブランドへと成長できます。
指名検索を増やす7つの実践戦略
1. SNS・YouTubeでブランド名を繰り返す
何度も見た名前って、不思議と記憶に残ります。投稿のたびに、ブランド名やサービス名を自然に含めることで、“あの名前、聞いたことあるな”を増やしましょう。
2. PR・外部露出で“発見”をつくる
メディア掲載、インフルエンサーとのタイアップ、プレスリリースなど、自社以外の場所で名前が出ることが信頼につながります。きっかけを作るのもブランド戦略。
3. サイト内にブランドの“顔”をつくる
「○○とは?」「創業ストーリー」「代表メッセージ」など、単なる商品紹介ではなく、人や想いを伝えるコンテンツが“覚えてもらう理由”になります。
4. 検索結果をコントロールする
サジェストや関連キーワードでネガティブなものが出ている場合は要注意。
- よく検索される質問(○○ 評判、○○ 価格)に先回りして答える
- 評価ページやFAQページを設計して、自分たちで検索結果を整えることが重要です。
5. UX・BXを整えて“また調べたくなる”体験を
ブランド体験(BX)が良ければ、「あの会社、もう一回見てみよう」となりやすい。
サイトの印象、導線、デザイン、読みやすさ、問い合わせのしやすさなど、全体的な体験価値がリピート検索に直結します。
6. AI検索や音声検索を意識した設計
今後は、Googleの検索だけでなく、ChatGPTや音声アシスタントからの検索行動も増加傾向。AIが参照しやすい構成・明確な情報設計を意識しましょう。
7. メール・パンフレット・名刺などでも名前を残す
オフラインでも、ブランド名に触れる機会を増やすことで、“気になって検索”を自然に誘導できます。
指名検索のよくある質問
まとめ|名前で検索される=選ばれるブランド
今後のSEOは、単なるキーワード上位表示の時代ではありません。
「このブランドを知っている」「あの名前をもう一度調べよう」と思ってもらえるかどうかが勝負。
そのためには、SNS発信、Webコンテンツ、メディア露出、UX改善、あらゆるタッチポイントでブランドの存在感を高めていくことが大切です。
「名前で検索される」ブランドは、価格競争にもSEO順位にも左右されず、着実に伸びていきます。