WordPressで保存ができないときの原因と対処法まとめ

エラー 注意点

WordPressの保存エラーは、さまざまな要因で発生します。初心者向けに原因別の対処方法をわかりやすく解説します。サイト運営で困ったときの参考にしてください。

目次

保存エラーの主な原因と対処法

WordPressの保存エラーは多岐にわたる要因で発生します。単純な設定ミスから複雑なサーバー設定の不備まで、考えられる原因を深く掘り下げて対策を紹介します。

1. WAF(Webアプリケーションファイアウォール)の影響

WAFは、悪意ある攻撃からサイトを守る強力なセキュリティシステムですが、誤検知が発生することがあります。これは、通常の保存操作が不正アクセスと誤解されるためです。

対処法:

  • WAFのログを確認し、ブロックされたリクエストがないか確認。
  • 必要に応じて一時的にWAFを無効化し、設定を見直す。
  • サーバーサポートに問い合わせる。

2. プラグインの競合

プラグインは便利な機能拡張ツールですが、競合が発生すると保存がうまくいかないことがあります。特に同じ機能を持つプラグイン同士は注意が必要です。

対処法:

  • プラグインをすべて無効化し、1つずつ有効化して原因を特定。

3. テーマの不具合

カスタムテーマや自作テーマを使用している場合、コードエラーが潜在する可能性があります。公式テーマへの一時変更は、問題の切り分けに効果的です。

対処法:

  • 一時的に公式テーマ(例: Twenty Twenty-One)に変更して問題が解決するか確認。

4. サーバー設定の問題

サーバーのPHPバージョンが古い場合や設定が不適切な場合、保存エラーが発生します。サーバーログの確認は、問題の特定に欠かせません。

対処法:

  • PHPバージョンを確認し、最新の推奨バージョンに更新。
  • エラーログを確認し、必要ならサーバー提供会社に問い合わせる。

5. データベースの問題

データベースはサイトの心臓部です。テーブルの破損や容量不足は保存エラーの主な原因となります。定期的なバックアップと最適化が推奨されます。

対処法:

  • phpMyAdminでデータベースのテーブル修復を行う。
  • 不要なデータを削除し、データベースを最適化。

6. ファイルパーミッションの設定ミス

ファイルやフォルダの権限が不適切だと、WordPressが必要なデータを書き込めなくなります。適切な権限設定は、サイトの安全性と運用性を両立させます。

対処法:

  • ファイルのパーミッションを確認し、ファイルは644、フォルダは755に設定。

7. ブラウザのキャッシュ問題

ブラウザが古い情報をキャッシュしていると、保存エラーが発生する場合があります。特に更新作業後はキャッシュのクリアが必要です。

対処法:

  • ブラウザのキャッシュとCookieをクリア。

8. メモリ不足(PHPメモリ制限)

サイトの規模が大きくなると、PHPメモリの上限に達し、保存ができなくなることがあります。適切なメモリ割り当て設定で問題を解決できます。

対処法:

  • wp-config.php に以下のコードを追加。
    define('WP_MEMORY_LIMIT', '256M');

よくある質問

保存エラーが頻発する場合の対処法は?

WAFログを確認し、リクエストのブロック状況を調べてサポートに相談。

テーマのエラーはどう確認すれば良いですか?

一時的に公式テーマに切り替え、エラーが解消するか確認。

プラグインの競合が疑われる場合の対策は?

すべてのプラグインを無効化し、1つずつ有効化して特定。

サーバー設定の確認方法は?

サーバー管理画面またはサーバー提供会社に問い合わせ。

WAFの設定を無効化しても良いですか?

一時的なテスト用のみ無効化し、その後は必ず有効化を忘れずに。

まとめ

WordPressの保存エラーは、WAFやプラグイン、テーマの問題、サーバー設定などさまざまな要因が考えられます。問題の原因を特定し、適切な対処を行うことで、サイト運営のトラブルを未然に防ぎましょう。

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