画像検索対策 — Alt 属性と構造化データの実践例

「画像検索 対策」と聞くと、真っ先にalt属性の書き方を思い浮かべるはずです。もちろんaltは重要です。
ただ、画像SEOの現場で“伸びない原因”を掘ると、alt以前に 画像がページの中で孤立している ケースが目立ちます。
画像検索で拾われるために必要なのは、画像の意味(何が写っているか)と、ページの文脈(その画像が何を説明しているか)を揃えること。
この記事では、alt属性の実践例(NG例つき)を軸に、商品ページの構造化データ(Product)、lazy loadの実装注意、ライセンス表示まで、事故を減らしながら“拾われる画像”を増やす順序で整理します。
画像検索対策の結論:altは入口、勝負は「文脈」と「着地ページ」
画像SEOは、画像だけを磨く競技ではありません。
同じ画像でも、置き方次第で“説明画像”にも“謎の添え物”にもなります。差を生むのは「文脈」と「着地ページ」です。
Googleが画像の主題を理解する材料(alt・周辺テキスト・ファイル名)
実務で一番効きやすいのは「周辺テキスト」です。
理由はシンプルで、画像そのものが語らない情報(目的・条件・比較ポイント)を、文章が補えるからです。
画像の意味を伝える材料は、主に次の3つをセットで考えるとブレません。
- 周辺テキスト:画像の前後にある説明(見出し・箇条書き・キャプション)
- alt属性:画像が表示できない時の代替説明(人にも機械にも効く)
- ファイル名:中身が想像できる命名(管理と再利用にも効く)
「キーワードを入れるか」より先に、「説明として成立しているか」を優先すると、結果として自然に検索語も含まれます。
画像は“単体”ではなく“ランディングページ”で評価が決まりやすい
画像検索のクリック先は、多くの場合「画像ファイル」ではなく「画像が載っているページ」です。つまり、画像が拾われてもページが弱いと、流入は増えません。
着地ページで最低限揃えるべきものは、だいたいこの3点です。
- 画像が示す事実・結果の説明(短い要約でOK)
- 読者が次に知りたい情報(料金・仕様・手順・注意点など)
- 次アクション(問い合わせ、資料請求、関連事例への導線)
Alt属性の書き方:キーワードより「説明として自然」が強い
alt属性は“SEOテクニック”というより、説明の品質です。
ここが雑だと、画像はページの文脈から浮きます。
良いalt/悪いaltの境界線(判断基準)
良いaltの判断基準は、次の質問でほぼ決まります。
- 画像を見ていない人が読んでも内容が分かるか
- ページの主題と一致しているか
- キーワードの羅列になっていないか
- 同一ページ内で、画像ごとの違いが書けているか(前後・色違い・角度など)
悪いaltはだいたいこの3パターンです。
- 情報ゼロ(例:「画像」「写真」「施工」)
- 連呼・羅列(例:「広島 施工 施工事例 外壁塗装 おすすめ」)
- コピペ(前後比較なのにaltが同じ)
altテキスト例文(EC/施工事例/店舗・サービス)
そのまま使える形で例を出します。コツは「名詞+特徴+状態」です。
EC(商品)
- ✅
黒のレザー二つ折り財布(小銭入れ付き)正面 - ✅
ステンレス製タンブラー 350ml ふた付き 側面 - ❌
財布 おすすめ 通販 安い 人気(意味が通らない)
施工事例
- ✅
外壁塗装の施工前:色あせとひび割れが見える住宅外観 - ✅
外壁塗装の施工後:ネイビーに塗り替えた住宅外観 - ❌
施工前(不足)/施工後(不足)
店舗・サービス
- ✅
店内のカウンター席:木目カウンターとペンダント照明 - ✅
スタッフが接客する様子:カウンター越しに案内している - ❌
おしゃれ カフェ(主観だけで何が写っているか不明)
装飾画像・アイコン・ロゴの扱い(運用ルール化がコツ)
ここは“現場の事故”が最も多いところです。判断は「意味を担っているか」で分けます。
- 装飾で意味がない:
alt=""(空)にして読み上げ負担を増やさない - 機能を担うアイコン(電話・地図):機能を説明(例:
電話する、地図を開く) - ロゴ:ブランド名を伝える(例:
広島集客Web)
ルール化しておくと、制作会社・担当者が変わっても品質が落ちません。
構造化データ:ImageObjectより「目的に合うタイプ」を選ぶ
「画像 構造化データ」と言うとImageObjectに飛びつきがちですが、まずは“目的”を決めた方が現実的です。
理由は、構造化データは万能の加点装置ではなく、主に“理解の補助”として扱うのが安全だからです。
まず大前提:画像URLがクロール可能であること
構造化データに書いた画像URLが、Googleから取得できないと意味がありません。よくある詰まりポイントは次です。
- ログイン必須、期限付きURL、認証が必要
- robotsでブロックされている
- CDNの設定で外部から取得できない
先にここを潰すと、実装の手戻りが減ります。
商品ページはProductを優先(画像検索やLens文脈も含む)
EC・商品紹介ページなら、まずはProduct構造化データを優先するのが実務的です。
商品情報の整備が、検索結果の見え方や商品発見(画像検索やLensの文脈を含む)に関わり得るためです。
一方で、ブログ記事や事例ページまで無理にProductを付けるのは筋が悪い。
「そのページが“商品ページ”かどうか」で切り分けるのがきれいです。
ライセンス情報は構造化データ or IPTCで整える
画像検索で流入が増えると、二次利用や転載の問い合わせ・トラブルも増えます。そこで効くのが、ライセンス情報の明示です。
整備の選択肢は大きく2つです。
- 構造化データでライセンス情報を付与する
- IPTCメタデータとして画像ファイルに埋め込む
「自社撮影・提供・素材・引用」が混在するサイトほど、ここを整える価値があります。
画像検索の“土台”を固める:ファイル名・形式・圧縮・サイトマップ
ここは派手ではないですが、運用が効きます。画像が増えるほど、ルールがあるサイトが勝ちます。
ファイル名SEOは「内容が分かる命名」を統一する
Googleが推奨しているのは「説明的なファイル名」です。区切り文字(ハイフンかアンダースコアか)を断定するより、まずは内容が分かる命名を統一してください。
- 良い:
outer-wall-painting-before.webp/wallet-leather-black-front.webp - 悪い:
IMG_3829.webp/DSC00021.webp
既存の大量画像を全部リネームするのは現実的ではないので、まずは新規追加分からルール導入が堅いです。
WebPは手段:画質と容量のバランスがCTRに影響しうる
WebPは容量削減に役立つことが多い一方、圧縮しすぎると商品特徴や質感が潰れ、クリックされにくくなります。画像検索は“見た目”が武器なので、最適化は「軽さ」だけで勝負しないのがポイントです。
実務の判断基準:
- 文字や細部(ロゴ、質感、施工差分)が判読できるか
- サムネで差が見えるか(Before/Afterの差など)
- 同カテゴリで品質が揃っているか(バラつきは信頼を落とす)
画像サイトマップ(image-sitemap)の適用判断
画像サイトマップは、画像が大量にあるサイトや、構造が深いサイトで有効になることがあります。ただし、全サイト必須とは言い切れません。判断はこの3つでOKです。
- 画像点数が多い(EC・施工事例集・ギャラリー)
- カテゴリ階層が深い(探しにくい)
- 画像検索流入がKPIに直結する(問い合わせや購入につながる)
lazy load SEO:速くしても「見えない」ならゼロ
lazy loadは速度改善の味方ですが、実装が不適切だとGoogleに画像が見えない可能性があります。
この“見えない事故”を避けるのが最優先です。
Googleに隠れてしまうlazy loadの典型
現場で多いのは次です。
- スクロールしないと画像URLがDOMに出てこない
- JS依存で、レンダリングされないと画像が生成されない
- プレースホルダーだけが残って本体が取得できない
対策の方向性は一貫していて、「Googleがレンダリングしても取得できる形」に寄せることです。
テスト→修正の流れ(実務で迷わない手順)
手順はこれだけ覚えておくと迷いません。
- 重要ページの画像がGoogleに見えているかテストする
- 見えていない場合、lazy load実装(DOM・srcの出方)を点検する
- 修正後、再テストして問題が消えたか確認する
“速くするための施策”で“見つからなくする”のが最悪なので、速度改善は必ず検証とセットで運用してください。
失敗例で学ぶ:画像SEOが伸びない“現場あるある”
失敗例1:altは入れたがページ文脈が薄い
altに気合を入れても、ページ側の説明が薄いと画像は孤立します。回避策は「周辺テキストを増やす」ではなく、「画像が示す結論・差分・条件」を短く書くこと。文章量より“判断材料”です。
失敗例2:同じ画像が乱立してカニバる(事例・商品で起きがち)
同じ画像が複数ページに散らばり、どれが本命ページか分からない状態。回避策は「代表ページを決める」こと。事例なら案件ページ、商品なら商品ページを主とし、他ページは参照に寄せます。
失敗例3:権利が曖昧で使い回せない・増やせない
画像検索流入が増えるほど、権利の曖昧さはボトルネックになります。回避策は「権利区分の管理」と「ライセンス表示の整備」。ここが整うと、画像を増やすスピードも上がります。
実務チェックリスト:優先順位つき(今日から直せる)
まず1時間(alt+周辺テキスト)
- 主要ページの主要画像だけ、altを“説明文”に修正(例文型でOK)
- 画像の前後に、結論・差分・条件を短い箇条書きで追加
- 前後比較・色違いなどは、altを必ず差別化(コピペ禁止)
次に半日(ファイル名・圧縮・lazy loadの確認)
- 新規画像の命名ルールを決める(内容が分かる名前に統一)
- 圧縮の品質基準を決める(潰れないラインを設定)
- lazy loadをテストし、重要画像が取得できる形に修正
余力ができたら(Product/ライセンス/サイトマップ)
- 商品ページはProduct構造化データを整備(ECの主戦場)
- ライセンス情報(構造化データ or IPTC)を整備
- 画像サイトマップを検討(画像点数が多いサイト向け)
よくある質問(FAQ)
Q1. alt属性にキーワードを入れれば、画像検索で上がりますか?
キーワードの詰め込みで改善すると断定はできません。altは“説明”として自然で、ページ文脈と一致していることが優先です。
Q2. 画像の構造化データ(ImageObject)を入れれば効果がありますか?
構造化データは主に理解の補助として扱うのが安全です。まずは画像URLがクロール可能で、画像とページ主題が一致している状態を優先してください。
Q3. ECサイトは何の構造化データを優先すべきですか?
商品ページならProduct構造化データの整備が優先になりやすいです。画像を含む商品情報の提示が目的に合います。
Q4. lazy loadはSEOに悪影響ですか?
lazy load自体が悪いと断定はできません。ただし実装が不適切だとGoogleに画像が見えない可能性があります。速度改善は必ずテストとセットで運用してください。
Q5. 著作権表示は画像検索に関係ありますか?
影響の程度を断定はできませんが、画像検索流入が増えるほど権利対応の重要性は上がります。ライセンス情報を整理すると、信頼と運用効率の両方でメリットがあります。
まとめ
画像検索対策(画像SEO)の要点は、alt属性を“正しく書く”こと以上に、画像の意味とページ文脈を揃え、着地ページとして判断材料を用意することです。
その上で、商品ページはProduct構造化データ、速度はlazy loadの“見えない事故”回避、権利はライセンス表示——この順に整えると、施策が空回りしません。
もしあなたが、
- altは入れているのに画像検索流入が増えない
- 商品画像・施工事例画像を検索経由で問い合わせにつなげたい
- 構造化データや運用ルールを、優先順位つきで整理したい
こうした状況なら、改善の余地がかなり残っている可能性があります。
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